[「時計」展] 《Siesta / シエスタ》伊東祥次

撮影: 萩原健一

《Siesta / シエスタ》伊東祥次 Shoji ITO
OL向けお昼寝用枕カバー

「今何時?」と聞くと、友人はおしりのポケットから携帯を出して、時間を教えてくれます。
オフィス空間でも、僕らがいつも見る時計は、モニターの隅っこにある時計です。
これまで、いつも左腕で時間を知らせてくれた時計に敬意を表し、腕時計のセカンドライフを考えてみました。
電池が切れて動かなくなったスウォッチに、カバーをかぶせて、オフィスでの昼寝用の枕にしようという試みです。

[「時計」展] 《時間の枝》小町谷 圭

撮影: 萩原健一

《時間の枝》小町谷 圭 Kei KOMACHIYA
時計は時間ではない。
私たちは紙の上に描かれた線を時間と同一視するように、時計は空間化された時間の一例に過ぎない。
アナログの時計は正子を境に回帰の環を、デジタルの時計は断片的な進歩史観を描きだす。
本作品が正子・正午を告げる時、鑑賞者はこの瞬間をめぐる二つの時間概念と対峙することになる。

このたびの原発震災によって、福島の準電波送信所から職員は避難せざるを得なくなり、一時的に電波時計での時間の共有ができなくなりました。
現在は無人運営により暫定的に再開していますが、一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

[「時計」展] 《こどもじとけい》hahacolab


撮影: 萩原健一

《こどもじとけい》hahacolab ハハコラボ

hahacolab /
江口よしこ Yoshiko EGUCHI
山口レイコ Reiko YAMAGUCHI
石崎奈緒子 Naoko ISHIZAKI

毎日毎日、大きくなって行くこども達。
数字を描かせると、ひっくりかえったり、細長かったり、つぶれていたり、見づらいはずのこどもの描いた数字は成長の過程で一瞬しかないとても貴重な記録だと考えました。
そんなこども達が描いた数字を使って素敵な時間を刻む「こどもじとけい」です。

2011年後半には、こどもが描いた文字をレイアウトできる時計アプリをリリース予定です。
さらに、hahacolabのサイトへ時計の完成データを送信してもらうと、文字を刺繍にし、世界でたった一つのオリジナル時計となって手元に届くオンデマンドサービスを計画中です。

[「時計」展] 《ただ、動く》古堅真彦


《ただ、動く》古堅真彦 Masahiko FURUKATA
時計というのは「時」を「計る」機械です。
でも、時計自身は自分が「時」を「計っている」とは思っていません。
ただ、動いているだけです。
この作品は一定時間内に一定のリズムで勝手に動くものを集めています。
一定時間内に、回転するもの、伸縮するもの、往復するもの、それらの動きそのものや周期的な合致から「時」や、もしかしたら「時」を超えた別のものが見えるかもしれません。

[「時計」展] 《Phantom》山本文也

撮影: 萩原健一

《Phantom》山本文也 Fumiya YAMAMOTO
「時」は常に存在するのに目に見えません。
まるで自由に駆け回る子供のようでもあり、いたずら好きのお化けのようです。
布の内側でうっすら見える「時」のカタチを表現しています。

[「時計」展] 《test clock》大北真一郎

撮影: 萩原健一

《test clock》大北真一郎 Shinichiro OKITA
視力検査表の持つ方向の記号性をモチーフに、「クロノス」の規則的な「時刻」と「カイロス」の不規則で曖昧な「時間」の概念を介在させる事で、実は縛られた時の中でさえも無意識に解放された時間を誰もが持ち合わせているという観念を実現しました。
時を検査すると、そこにはどのような意識があるのでしょうか。

[「時計」展] 《時の瓶》中村優生

撮影: 萩原健一

《時の瓶》中村優生 Yu NAKAMURA
コルク栓を開けると時間が集まってくる瓶。
たとえば、忙しい中でのしばしの休憩。
少ししかない時間が減っていく、追われているような感覚ではなく、その楽しい、またはゆっくりとした時を満たし、過ごすための瓶です。

[「時計」展] 《休日はのんびりごろごろ》岡田政英

撮影: 萩原健一

《休日はのんびりごろごろ》岡田政英 Masahide OKADA
朝同じ時間に起き、同じ電車に乗り、同じ時間に会社に行き、夜遅く帰って眠りまた朝同じ時間に起きて…のように現代社会では時間に追われ、私達はまるで時計の歯車の一部のように日々同じように動いている。
そんな中で休日くらいは時間を忘れてのんびりしようよ。
時間を知りたいときになんとなく転がす。
大体の時刻が分かればいいじゃん。
時計とごろごろしましょ。

[「時計」展] 《Reflection / 屈折》赤間光貴

撮影: 萩原健一

《Reflection / 屈折》赤間光貴 Hiroki AKAMA
油にガラスのコップを入れると屈折率の違いでコップが見えなくなる。この現象をヒントに、ガラスの屈折率に近いアクリル素材を利用し、針先だけが浮かぶ時計を作った。